辛い就活から脱出!就職試験に合格できる自己分析法教えます

就職したい業界が見えない…どうやって自己分析すればいい?

Q.来年から就職活動が始まります、大学2年の男です。説明会では「自己分析が大事」「入りたい業界を考えておけ」と言われますが、例えば事務職ならどの業界に入ってもあまり差はないですよね?営業だって売り込むものが違うだけのような気がするし、結局余程創造的な仕事に就かない限り、関係ないんじゃないですか?

A.職種は同じでも、会社によってやること、売るものは全く違います。

どの会社にも「この仕事がなければ成り立たない」必ず設置されている部署や職種が存在し、代表的なものに営業、事務、経理が挙げられますね。物を売る会社であれば製造も含まれますが、大抵履歴書において希望するとすればこの辺りでしょう。しかし、会社によって部署の分類、どの職種の人がどこまでやるか、という感覚は異なります。

例えば最近では「営業事務」や「製造事務」といって、他の仕事をやりながら事務職も兼任しなければならない会社もあれば、職種ごとにキッチリ分断され、自分の仕事に集中していればいいという会社もあります。どちらがよいということはなく、会社員として求められる責任は同じですから、実際に就業している人の中でも意見は分かれますね。一つの仕事にのめり込みたい人、それでは息が詰まるので複数に手を伸ばしたい人、サラリーマンの方も様々ですから、結局は向き不向きによると言えます。

また、営業職の場合は売るものが何かによって仕事の意識はまるで違うでしょう。自分が全く興味がないもの、自信を持てないものを他者に薦められるでしょうか?どうせなら自分が好きで詳しいものを売れたらいいなと思いますよね。ちなみに人材派遣会社の担当も営業に含まれますから、商品は物ではない可能性もあります。この場合はやはり人と会話するのが好き、色々な人と知り合い、その人の長所を見つけたいというタイプが向いているでしょう。

ですから「自分は何が好きだろう?」と一度問いかけてみることが大事です。例え事務であっても、自分が興味のあるものを売っている会社、自分が所属している会社はこういうことをしている、と胸を張れる会社で仕事をしたいはず。食べ物でも化粧品でも服でもスポーツ用品でも、些細なことで構いません。可能なら説明会や訪問会に一度参加して、車内を見てみるとよいでしょう。