辛い就活から脱出!就職試験に合格できる自己分析法教えます

営業は嫌だし、事務も地味だし…希望職種に何を書けばいいの?

Q.以前勤めていた会社を辞めたばかりで、再び就活をしています。これまでは事務職をやっていましたが、毎日毎日単調な作業の繰り返しですっかり飽きてしまいました。だからといって営業はノルマがあって大変そうだし、接客はストレスが溜まりそうだし…どんな職種も向いていないような気がします。私にできる仕事なんてあるんでしょうか?

A.なぜ前の会社を辞めたのか振り返ってみましょう。

一度就職した仕事、会社に対し「合わない」という意識を抱いてしまうと、次は全く別の仕事がしたい、やりたいことが分からない…と迷ってしまいがち。でも、実は仕事の内容そのものよりも環境に問題があった、という場合が多いのです。同じ職種でも、会社が変われば仕事内容や働く意識はまるで違うもの。「向いてない」と思った職種が実は天職だった可能性もあるのです。

では、志望する職種と会社をどういう風に選ぶべきなのでしょうか?まずは自分にとって仕事をする上で「絶対に譲れないこと」を考えてみましょう。人によってモチベーションが上がる空気は異なります。例えば「外に出たくないから内勤がいい」「実家で生活したいから近いところがいい」「数字は扱いたくない」などです。会社員という立場になれば「ストレスがない」環境など残念ながらほぼあり得ませんから、どういったことが一番ストレスを生むのか?を思い浮かべます。質問者様の場合は前回勤めていた会社の何が我慢できずに辞めたのか?を思い出すのが近道でしょう。

次に、自分が前の職場において「どうしても慣れなかったこと」「どうしてもできなかった仕事」を挙げてみます。文書を作成するのが最後まで苦手だった、計算ができなかった、お客様の対応やお茶を淹れるのが上手くならなかった、などです。期間が短すぎて覚える暇がなかった、どちらかといえば不得意というレベルではなく、明らかに人並み以下であるもの、絶対にできないものを考えてみるのです。

最後に一番目に挙げた事柄に当てはまりそうな会社を避け、二番目に挙げた業務以外の職種を選びます。「一生かかってもできないこと」はそう多くはありません。あなたは何のために働くのでしょう?お金を稼ぐため、ひいては「生きるため」ですよね。最低限の生活を送り、趣味を謳歌するためだと思って割り切る気持ちも大事です。世の中には労基法に明らかに違反しているような会社、激務で当然と言われている業界もありますから、この過程を経ても必ず働きやすい環境に当たるとは断言できませんが、闇雲に探すよりも余程効率的ですから、是非ご参考下さい。