辛い就活から脱出!就職試験に合格できる自己分析法教えます

志望動機がよく分からない。正直あんまり気乗りしない会社だし…

Q.就活を始めたばかりの大学4年生です。この時期まで渋っていたのは、周りが急に必死になり出したのが恐ろしかったから。就職しなければならないのは分かっていますが、皆そんなにやりたいことがあるんですか?志望動機なんて考えたこともありません。エントリーシートは書いてみていますが、正直あまり行きたい会社ではないので、筆が乗らず困っています。

A.何のために仕事をするのか、今一度考えてみましょう。

やりたいことを仕事に、仕事にやりがいと生きがいを、とよく言われますが、世の中誰しもが働きたくて働いているわけではありません。むしろ仕事が楽しくて仕方がない、という方の方が少ないでしょう。一見やりたいことを仕事にしているようなアーティストやクリエーターも、100%自分の希望を叶えているわけではなく、プロになれば世間のニーズに合わせて能力を発揮せねばならないのが現状です。「仕事」になると相応の責任が出てきますし、賃金を頂くわけですから、好き勝手に自己を主張するわけにはいきません。

ですから、あなたの周囲の方々も大抵は世間の波に乗って、卒業後生きてゆくために必死になっているに過ぎないのです。やりたい仕事ではなく、自分が毎日通うのによりよい環境、希望する労働条件に見合う場所を探して駆けずり回っているわけです。では、あなたがそうなれない理由は何でしょう?それはまだ「自分がどういう世界で生きていきたいのか」を理解できていないからなのです。

今志望しているのが「行きたい会社ではない」のならば、「行きたい会社」とはどこでしょう。就きたい職業ではなく、まずは「好きなものは何もないのか?」「これからどういう風に生きていきたいのか」を考えてみることです。別に仕事で成果を上げる、ではなく、結婚するとか、動物を飼いたいとか、そういう希望でも構いません。そうなるために今はどうすればよいのかを図式にしてみると、例えば「音楽が好き」というだけでも、レコード会社やCDショップ、楽器店など、それに繋がる業界は様々に挙げられますし、いずれ結婚するつもりなら若いうちしか出来ない職業(大手神社の巫女や一部の接客業など)するなど、選択肢はどんどん広がっていきます。「就職する将来」ではなく「希望する未来」を見据え、是非後悔しない道を歩んで下さい。